炭水化物の取りすぎが肥満の原因に
摂取カロリーの総量だけでなく、栄養配分にこ考慮が必要
よく勘違いしがちなのが、「栄養=カロリー」で「栄養価が高い=カロリーが高い」という間違ったイメージです。完全に間違いとは言いいれませんが、基本的に栄養というのはそういう意味ではありません。簡単な例を挙げると、ビタミンやカルシウムなどももちろん栄養ですが、これには殆どエネルギーとなるカロリーはありません。なので「栄養価が高く、カロリーは低く、バランスがよい食事の摂取」というのが理想的です。理想的な食事を毎回とることは非常に難しいので、実際には理想に近づけるために意識して気をつけるということが大切です。
カロリーという言葉は中学校の理科の授業で習う言葉ですが、どういう意味かということを思い出してみると”1カロリーとは1gの水の温度を1度上昇させることができるエネルギー量のこと”です。逆の表現で単位を変えると”1リットルの水を1度上昇させるのに必要なエネルギー量が1キロカロリー”です。また、カロリーは「熱量」のことです。現在の僕の基礎代謝量が1日1500キロカロリー程度なので、1500リットルの水の温度を1度上げるエネルギー=15リットルの水を100度上昇させるエネルギーつかっているという計算です。そう考えると人間の体を動かすって、けっこう大変なエネルギーです。
食事にはこのカロリーの元があり、体内でそれを変換して実際のエネルギーに変換します(燃やします)。使い切れなかったエネルギーはどうなるかというと、単純なことで体内に脂肪として蓄えられていきます。摂取カロリーに対して消費カロリーが低いと太るというのは簡単にいうとこういった単純なメカニズムです。
これはとても難しいことなのですが、食事制限を行って摂取カロリーが少ないだけでは均整の取れた体をつくるためのダイエットとしては不十分です。必要な栄養素が十分に配分されて摂取されているかがとても重要になります。特に注意が必要なのが、炭水化物の取りすぎです。炭水化物は体内でグリコーゲンに変化し、筋肉や肝臓へ蓄積されて運動するときに必要なエネルギーとなります。ただし、グリコーゲンの貯蔵には限界がありますので、それを超えて摂取した炭水化物は脂肪になって体に蓄積されます。お米などは食材としては無脂肪ですが、体内に入ってから変化し、最終的には使わなければ脂肪にもなるということです。
炭水化物からのカロリーの摂取量はカロリーの総摂取量の半分強程度が適切(通常の生活の人と、スポーツ選手などの常時体を動かす人では異なります)です。例として1日の適正摂取カロリーが2000キロカロリーの人であれば、1100から1200キロ程度を炭水化物からカロリーを摂取するのが適正。これを超えて1500キロカロリーを炭水化物から摂取し、500キロカロリーを脂肪から摂取したとすると運動量を増やしていなければ取りすぎた炭水化物は脂肪に変わります。したがって、総摂取カロリーはオーバーしていないのに肥満してしまうということが起こります。この場合は炭水化物を減らすか、消費カロリーを増やすかということになります。
炭水化物には3つの種類があり、
1.多糖類(ごはんやイモ、コーンなどに多く含まれる)
2.二糖類(砂糖などに多く含まれる)
3.単糖類(くだものなどに多く含まれる)
太りにくい順番は上記と同じで、多糖類・二糖類・単糖類の順番。多糖類や二糖類はエネルギーに変換するのにもエネルギーが必要なので、そのまま脂肪にはなりにくい。炭水化物を取る場合はできるだけ穀類からとるようにする(アメをなめるよりもおせんべいなど)と肥満になりにくいので、実践したいところです。
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Posted by コジロー at 2005年5月17日 11:13
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